2016年11月23日水曜日

大日本独身党第2回党大会

大日本独身党党大会を1月下旬に山手線内側のエリアで開催致します。
昨年は6名の方にご参加いただきました。今年も皆さんとお話ができるような規模で開催したいと思います。
仮設定を1月28日土曜日19:30からと致します。ご参加頂ける方は、下記メールアドレス宛にメールをお送り下さい。(捨てアドでOK)
折り返し、独身党党員会議室へのインビテーションをお送りします。独身党党員会議室で詳細調整を致します。

junqai@yahoo.co.jp

2016年11月16日水曜日

独身党結党2周年記念 独身と日経記事(暫定投稿:考察未了版)



月日は百代の過客と申しまして、独身党も2014年11月16日の結党からはや2年経ちました。。当方は大日本独身党 党首就任以来、独身者のメリットを改めて考察する機会が増えました。その結果、1)好きなことを余すことなく経験し、2)仕事に関してもリスクを取る、という今まで「なんとなく」行っていたことを、意識的に行うこととしました。今日も昼間酒で楽しくやっております。

さて、党首は「世間の独身に対する関心は日に日に高まっているはず」と感じております。今日は結党2周年を記念して、そのことを実証しようと思います。
以下のグラフは日経各紙のデータベースで独身という言葉の入った記事を検索した件数をグラフにしたものです。



グラフダイレクトリンク

えーと、ピークは2005年でしたね… 失礼しました…

2016年11月11日金曜日

独身に対する興味の趨勢 −11月11日独身の日企画−



「月日は太白の価格にして、行かふごま油もまた旅人なり」
さて、2016年11月16日をもって、党首が独身党活動を始めてから2年の月日が立つこととなります。独身党は独身者に対する小さな差別と戦って来ましたが、その甲斐あってか独身のプレゼンスは確実に上がってきていると党首は思っています。今日は独身の日特別企画として、メディアの独身の扱い方の一端を記しておこうと思います。

党首の根城は言わずと知れたNewsPicksなのでありますが、数少ない検索回数を利用して「独身」の検索を執行致しました。ウェブサイト版を使うと、Pick数・Like数・期間等でソートや絞込をかけることが出来ます。便利になりましたね。お世話になっているので宣伝しておきます。

【検索条件】
単純に検索をかけると自動ピック等のどうでもいいネタが上がってくるので、足切りラインとして最低Pick数を50とするなど絞込を行いました。尚、ユーザベースからのNewsPicksの市場投入は2013年9月18日です。
1)検索ワード:独身
2)最低Pick数:50以上のPick数の記事に絞込
3)期間指定
期間A:2014年11月1日〜2015年10月31日
期間B:2015年11月1日〜2016年10月31日

【検索結果】
さて、検索の結果は予想の通り予想の通りこの1年の方がその前の年よりより多くの独身ピックを生み出しています。すなわち期間Aにおける該当記事は47件なのに対し、期間Bにおける該当記事は65と実に38%増となっています。NewsPicks利用者数の伸張を上回る勢いではないでしょうか。このまま独身党は発展し続けます。4年後、米国独身党が大統領を送り出すことも可能ではないかと思っているのです。

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2016年2月24日水曜日

NewsPicks投稿者へのご質問:ご回答取りまとめ(投稿者の要望)



NewsPicks投稿者と運営の懇親会は明日(2月25日)開催らしい。取り敢えず、当方がNPに立てたスレに書かれていた要望を原文のママ集約しました。出席される方は、会話に詰まったら議論のネタにしてね。LOVE… (元エントリ→http://goo.gl/Qyjsoi
  1. 一部の低劣なプロピッカーかプロの肩書き剥奪。
  2. ①PRO Picker制度の見直し(廃止含む)②コメント表示ルールの見直し(ユーザーが選択可能な機能の拡充:カスタマイズ性向上)③コンテンツの見直し(表示カテゴリの整理、経済情報の拡充、編集部記事の方向性確認、有料記事の個別課金などをイメージ)
  3. 一部プロピッカーでコメントが「いいなー」「すばらしい」「がんばれー」しか書いておらず、全く専門分野の解説になっていない向きもいるし、そこまで酷くなくとも精神論に終始しているプロピッカーもしばしば存在。ただ、そういう人でも大衆人気が高いのを見るにつけ、やっぱり世の中そういうものなのかな、とある意味学ぶことは多い。
  4. 私、そろそろ坂本様に怒られそう。大丈夫でしょうか?
  5. ①iPad版のインターフェース改善をお願いします。②カテゴリーに「国際」を追加してください。③海外メディアをもっと扱ってください。
  6. 諫言を受け容れる度量を持て
  7. ルール運用の一貫性がないことについて疑問である。公平であることは難しいが公平であろうと努力するべきである。
  8. そういえば、実名云々のアレはどうなってるの?
  9. 匿名見えなくなるかも、と、匿名を見つけるたびにフォローし続けて、3000人を超えたのですが、結局見えなくはならないんですかね?、的な。
  10. 某ユーザーにストーカー被害出てますんで、運営さんにもユーザー名について改めて考えてほしい所存でございます。
  11. 発表したなら随時進捗報告して
  12. 全コメント見られないようにはしないで欲しい、そもそも表示順を操作する仕様自体適切でない
  13. 自分で作成したコンテンツを掲載できるようになたのなら、NewsPicks編集部から公式通知をいただきたい。(←Proピッカー様)
  14. 僕はいつプロピッカーになれますか?僕の好きなところはどこですか?NPは出会い系ですか?
  15. 1)ネコタブよろ2)エロタブよろ3)佐々木希PROピッカーよろ
  16. 不快な思いをしている女性ユーザーの件についてはきちんと対応して頂きたい。
  17. アソビの部分は残しておいてね
  18. 実名推奨であれば、ミュート機能だけでなく、通報、ブロックなどの機能も対策して欲しいな。運営は、リスク負えますか?垢BANや、キーワードによるコメント削除機能も同じく。その辺がまだまだ未開拓すぎる。(まぁ、ここで言ってても仕方ないけどね!届け〜)
  19. ①like押してくれた方のプロフィールが見えない、『1名のユーザがlikeを〜』と言う表示についての正式なご説明があると幸いです。②何かと叩かれて大変だと思いますが、良いサービスなので、さらなる成長をお願いします。③私は最近ちゃんと使い始めたので、正直なところユーザ側に『何様なのだろう』かと思うような発言も目にします。愛情の裏返しだと思いますので、存在を消さないでください。
  20. 公式オフ会に呼んでくれなくても良いので、新参ユーザや、ランキングに載らないユーザにもアンケートなり何なりで意見する場が欲しいです。
  21. NPの望んでいることを一貫性を持ってしっかり教えて欲しい。必要ないユーザならば消えます。
  22. そーいやコメントポリシーって結局どうなったの?
  23. 課金解除の方法詳しくお願いします。
  24. iPad版の改善と毎朝サラリーマンが元気出せる記事をもう少し
  25. こういう選別は良くない。裏でコソコソ動くより、オープンにするべき。
  26. まれにゃんさんのためにも、「さよならNaysPaper」の最終回のためにも、早く方針を決めてあげて欲しいです。
  27. 実名推奨止めませんか?
  28. 匿名にしなければならない事情を持った人々がいる。という事を察して欲しいですよね。今更か?
  29. 呼ばれている人は懇親会でも匿名で頑張って下さい。
  30. 有料も尊重して



NewsPicks投稿者へのご質問:ご回答に関する所見(未校正・暫定)


今般は「NewsPicks投稿者への質問:NP懇親会に招かれざる客より」の続編です。http://goo.gl/Qyjsoi
なお、NPリンクはこちら→https://goo.gl/OgTdp3
まずは、全く個人的な質問に気前よく答えてくれた皆様へ厚く御礼申し上げます。ご回答下さだった方への感謝の思いもあり、集計結果を申し述べる次第です。なお、スレに対するコメ数は114件(2016年2月23日23時現在)です。

1.呼ばれている方の情報
 サンプルが少ないです。カッコ内は、順にフォロワー数・Like数を示します。
 ナルタント様(6,499・157,821)
 Watson様(21,309・14,526)
 oggy_様(395・889)
 Mr.チワワ様(4,479・35,054)
 Furuyama Masayuki様(4,413・41,496)
 まれにゃん様(62,315・141,819)
 独苦田亜 須魔亜斗様(3,747・84,506)
 寒暖サンタ様(22,203・475,719)
 kaikei様(3,363・72,550)

2.呼ばれていないがフォロアー数・like数が多い方の情報
 Charlie Brown様(41,784・49,873)
 佐山 展生様(195,455・207,689)
 西田一平様(47,858・97,321)

3.所見

  • スレを見ると「1)匿名の、2)有力(junq注記:有力の定義は不明)ピッカーで、3)経済関連の発言多い者が、呼ばれてんだよ。知らねーのか、ボケが」とのコメントがあるが、全くデタラメだ。裏を取ってない発言のいい加減さを証明する結果となっている。まず、1)Furuyama様は実名であるので匿名縛りはない。2)oggy_様はフォロー数とLike数だけを見るとまだそれほど多くない。3)独苦田亜様はエンターテインメント関連と言えるだろう。
  • Charlie Brown様は呼ばれていないが、おおよそFuruyama様と同じ程度のlike数であるうえ、フォロワー数は現認されている出席者の誰よりも多い。フォロワー数は今回の懇親会における選定要因ではないだろう。
  • oggy_様とFuruyama様は海外在住であり、海外の利用者に席を設けたいという意図もあるかもしれない。
  • 佐山様はPro枠なので今更呼ばないということだろう。
  • 西田一平様は初期に呼ばれたことがあるから呼ばれていないのだろう(当方記憶に依拠:曖昧)。



2016年2月20日土曜日

走れjunq_その3(伏せ字バージョン・ふりがな未補正)



一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼり、のぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊の山賊が躍り出た。

「待て。」
「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに編集室へ行かなければならぬ。放せ。」
「どっこい放さぬニャン。持ちもの全部を置いて行くニャン。」
「私には匿名垢の他には何も無い。その、たった一つの匿名垢も、これから編集にくれてやるのだ。」
「その、匿名垢が欲しいのニャン。」
「さては、編集の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」
山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒こんぼうを振り挙げた。junqはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、その棍棒を奪い取って、
「気の毒だがセイギのためだ! 特に猫先生のふりをしているところが大問題ニャン」と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙すきに、さっさと走って峠を下った。一気に峠を駈け降りたが、流石(さすが)に疲労し、折から午後の灼熱(しゃくねつ)の太陽がまともに、かっと照って来て、junqは幾度となく眩暈(めまい)を感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天(いだてん)、ここまで突破して来たjunqよ。真の勇者、junqよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。おまえは、稀代(きたい)の不信の人間、まさしく編集の思う壺つぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎なえて、もはや芋虫いもむしほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな「不貞腐(ふてくさ)れた」根性が、心の隅に巣喰った。私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。動けなくなるまで走って来たのだ。私は不信の徒では無い。ああ、できる事なら私の胸を截たち割って、真紅の心臓をお目に掛けたい。愛と信実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。けれども私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の党員も笑われる。私は友を欺あざむいた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとう、セリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。セリヌンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ! 私は急ぎに急いでここまで来たのだ。濁流を突破した。山賊の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。だらしが無い。笑ってくれ。編集は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。おくれたら、身代りを垢BANして、私を「編集が承認した匿名」にしてくれると約束した。私は編集の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、私は編集の言うままになっている。私は、おくれて行くだろう。王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を「編集が承認した匿名」にするだろう。そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。地上で最も、不名誉の人種だ。セリヌンティウスよ、私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪徳者「編集が承認した匿名」として生き伸びてやろうか。村には私の家が在る。アーロンチェアもある。大日本独身党は、まさか私を党から追い出すような事はしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を垢BANして自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉(かな)。――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。
ふと耳に、潺々(せんせん)、コメントの流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、コメントが流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々(こんこん)と、何か小さく囁ささやきながら匿名コメントが湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにjunqは身をかがめた。良質匿名コメントを両目で追い、反芻した。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復(かいふく)と共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行の希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である。斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の匿名垢なぞは、問題ではない。垢BANでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! junq。
私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。junq、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! 私は、セイギの士として垢BANされる事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。
路行く人を押しのけ、跳はねとばし、junqは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴けとばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団のツイッター民と颯(さ)っとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。」ああ、その男、その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。急げ、junq。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。junqは、いまは、ほとんど全裸体であった(えぇ?)。呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。見える。はるか向うに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。
「ああ、junq様。」うめくような声が、風と共に聞えた。
「誰だ。」junqは走りながら尋ねた。
「フィロストラトスでございます。貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若いフリーターも、junqの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方かたをお助けになることは出来ません。」
「いや、まだ陽は沈まぬ。」
「ちょうど今、あの方が垢BANになるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」
「いや、まだ陽は沈まぬ。」junqは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。
「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分の匿名垢が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。編集様が、さんざんあの方をからかっても、junqは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」
「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人のアカウントも問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」
「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」
言うにや及ぶ。まだ陽は沈まぬ。最後の死力を尽して、junqは走った。junqの頭は、からっぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、junqは疾風の如く刑場に突入した。間に合った。
「待て。その人を殺してはならぬ。junqが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」と大声で刑場の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉のどがつぶれて嗄しわがれた声が幽かすかに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに磔の柱が高々と立てられ、縄を打たれたセリヌンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。junqはそれを目撃して最後の勇、先刻、濁流を泳いだように群衆を掻きわけ、掻きわけ、
「私だ、刑吏! 垢BANされるのは、私だ。junqだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧かじりついた。腐女子は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ。ナマモノキタ~。と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄は、ほどかれたのである。
「セリヌンティウス。」junqは眼に涙を浮べて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若もし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」
セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯うなずき、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くjunqの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑(ほほえ)み、
「junq、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」
junqは腕に唸(うな)りをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。
「ありがとう、友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。
腐女子の中からも、歔欷(きょき)の声が聞えた。腐れ編集は、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、シレッと言った。
「おまえらの望みは叶かなったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」
仕込みの腐女子を皮切りに、想像力のたくましい腐女子の間に、どっと歓声が起った。
「萌え、編集萌え〜。」
ひとりの少女が、緋(ひ)のマンXをjunqに捧げた。junqは、まごついた。佳き友は、気をきかせて教えてやった。
「junq、君は、まっぱだかじゃないか。早くそのマンXをOるがいい。この可愛い娘さんは、junqの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。」
勇者は、ひどく赤面した。(って、3字伏せ字でえらい話になっちゃったYo!…)

NewsPicks投稿者へのご質問:NP懇親会に招かれざる客より



党首はニュースを見るにあたって、当然のことではありますが、まず「事実」を重視します。また、背景事実も重要視しています。
さて、党首は2月1日を最後にNPの投稿を休止していますが、2月25日にNPの懇親会が開かれると風のうわさで聞きました。(追記:同日開催の公式イベントとは別に個別のpickerにメールで招待状がでているもの)
そこで、党首はこの懇親会がどういう性質のものかを見極めたいと思っています。あまりいい趣味ではないのですが、NPにスレ立てしますので回答をして頂けませんか? どのような人が呼ばれていないかを知るためにも、呼ばれていない人は第1の質問だけでも答えて頂けると幸甚です。
NPリンクはこちら→https://goo.gl/OgTdp3

【質問内容】
1. 2016年2月25日のニュースピックスの懇親会に関して、あなたには招待状が来ましたか?
2. NP登録上の職業は何ですか。差し支えなければ肩書もお書き下さい。
3. 招待状はいつ来ましたか(かなり手前から呼ばれている人とそうでない人がいる模様)
4. 招待状をもらった時点で実名登録していましたか。(偽名苗字・偽名名前は「非実名」でご回答を下さい)
5. 招待状をもらった時点で偽名の場合、苗字・名前を両方書いていましたか。
6. 運営に言いたいことを最大3つあげて下さい。
7. 独身党ブログをご覧になったことはありますか(http://goo.gl/j5zO4m

【追記】皆さんの回答結果をまとめました。→http://goo.gl/FtSdn5

2016年2月2日火曜日

走れjunq_その2



竹馬の友、セリヌンティウスは、深夜、編集室に召された。編集の面前で、き友と佳き友は、二年ぶりで相逢うた。junqは、友に一切の事情を語った。セリヌンティウスは無言で首肯うなずき、junqをひしと抱きしめた。友と友の間は、それでよかった。セリヌンティウスは、縄打たれた。junqは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。
 junqはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、あくる日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。junqの十六の妹も、きょうは兄の代りにアーロンチェアの番をしていた。よろめいて歩いて来る兄の、疲労困憊こんぱいの姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。
「なんでも無い。」junqは無理に笑おうと努めた。「NPに用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」
 妹は頬をあからめた。
「うれしいか。綺麗きれいな衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」
 junqは、また、よろよろと歩き出し、家へ帰って床の間を飾り、祝宴の席を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。
 眼が覚めたのは夜だった。junqは起きてすぐ、大日本独身党党員の家を訪れた。そうして、少し事情があるから、党員大会を明日にしてくれ、と頼んだ。党員は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、シルバーウィークまで待ってくれ、と答えた。junqは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。党員も頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか党員をなだめ、すかして、説き伏せた。大日本独身党党員大会は、20:30に行われた。党員の、独身の神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。党大会に列席していた村人たちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのもこらえ、陽気に歌をうたい、手をった。junqも、満面に喜色をたたえ、しばらくは、編集とのあの約束をさえ忘れていた。党大会は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。junqは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、いまは、自分のからだで、自分のものでは無い。ままならぬ事である。junqは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。junqほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然、歓喜に酔っているらしい党員に近寄り、
「おめでとう。私は疲れてしまったから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには優しい党員仲間があるのだから、決して寂しい事は無い。党首の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。仲間との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。党首は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」
 党員は、夢見心地で首肯うなずいた。junqは、それから党員の肩をたたいて、
「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹とアーロンチェアだけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、大日本独身党党員になったことを誇ってくれ。」
 党員はみ手して、てれていた。junqは笑って村人たちにも会釈えしゃくして、宴席から立ち去り、小屋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。
 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃である。junqは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの編集に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。junqは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、junqは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。
 私は、今宵、垢バンされる。垢バンされる為に走るのだ。身代りの友を救う為に走るのだ。編集の奸佞かんねい邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は垢バンされる。若い時から名誉を守れ。さらば、ふるさと。若いjunqは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨もみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。junqはひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに編集室に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きなジュディマリをダメな声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降っていた災難、junqの足は、はたと、とまった。見よ、前方の人垣を。明日のコミケで腐女子が氾濫はんらんし、濁流滔々とうとうと集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵こっぱみじん橋桁はしげたを跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、タクシーは残らず浪にさらわれて影なく、渡守りの姿も見えない。薄い本を買い求める客の流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。junqは道端にうずくまり、男泣きに泣きながら東京ビッグサイトに手を挙げて哀願した。「ああ、しずめたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます。太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、編集室に行き着くことが出来なかったら、あの佳い友達が、私のために死ぬのです。」
 濁流は、junqの叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、あおり立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はjunqも覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。junqは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死の闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきときわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍れんびんを垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。ありがたい。junqは馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼり、のぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊の山賊が躍り出た。(つづく

2016年1月31日日曜日

走れjunq



junqは激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの編集を除かなければならぬと決意した。junqには運営がわからぬ。junqは、村のリーマンである。報告書を書き、オヤビンと遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明junqは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれたのNPの市にやって来た。junqには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或るマイルドヤンキーを、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。junqは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。junqには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、フリーターをしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにjunqは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、投稿全体が、やけに寂しい。のんきなjunqも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたうくらいに、投稿は賑やかであったはずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。junqは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
「編集は、検閲をします。」
「なぜ検閲をするのだ。」
「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」
「たくさんの人を検閲したのか。」
「はい、はじめは編集のクマXンさまを。それから、XXXを。それから、コヤラさまを。それから、XXXさまを。それから、XXXさまを。それから、賢臣のマレヌン様を。」
「おどろいた。編集は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、匿名投稿者の心をも、お疑いになり、少しく派手な投稿をしている者には、実名投稿を命じて居ります。御命令を拒めばマークされて、垢バンされます。きょうは、六人殺されました。」
聞いて、junqは激怒した。「あきれた編集だ。生かして置けぬ。」
junqは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城にはいって行った。たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏に捕縛された。調べられて、junqの懐中からは独身党宣言が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。junqは、編集の前に引き出された。
「この短文で何をするつもりであったか。言え!」編集は静かに、けれども威厳をもって問いつめた。その編集の顔は蒼白そうはくで、眉間みけんしわは、刻み込まれたように深かった。
「NPを編集の手から救うのだ。」とjunqは悪びれずに答えた。
「おまえがか?」編集は、憫笑びんしょうした。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」
「言うな!」とjunqは、いきり立って反駁はんばくした。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。編集は、投稿者の忠誠をさえ疑って居られる。」
「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」編集は落着いてつぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。「わしだって、平和を望んでいるのだが。」
「なんの為の平和だ。自分の地位を守る為か。」こんどはjunqが嘲笑した。「罪の無い人を垢バンして、何が平和だ。」
「だまれ、下賤げせんの者。」編集は、さっと顔を挙げて報いた。「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、はりつけになってから、泣いてびたって聞かぬぞ。」
「ああ、編集は悧巧りこうだ。自惚うぬぼれているがよい。私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、junqは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の党員に、仲間を持たせてやりたいのです。三日のうちに、私は村で党大会を開催し、必ず、ここへ帰って来ます。」
「ばかな。」と暴君は、しわがれた声で低く笑った。「とんでもないうそを言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか。」
「そうです。帰って来るのです。」junqは必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。党員が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この市にセリヌンティウスというフリーターがいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を垢バンして下さい。たのむ、そうして下さい。」
 それを聞いて編集は、残虐な気持で、そっと北叟笑ほくそえんだ。生意気なことを言うわい。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきにだまされた振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に垢バンしてやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を垢バンに処してやるのだ。世の中の、正直者とかいう奴輩やつばらにうんと見せつけてやりたいものさ。
「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。三日目には日没までに帰って来い。おくれたら、その身代りを、きっと垢バンするぞ。ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」
「なに、何をおっしゃる。」
「はは。いのちが大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」
 junqは口惜しく、地団駄じだんだ踏んだ。ものも言いたくなくなった。(続く?